【公園サポーター】5月度の活動について
5月16日(木)は令和7年度2回目の公園サポーター活動日。
天候にも恵まれ絶好の作業日和となりました!
今回の作業はコバノミツバツツジの「取り木」作業に挑戦します。
こちらがコバノミツバツツジです。
例年では桜が満開になるころから咲き始め、
山林をピンク色に染めてくれます!^^
山林の空いたスペースにこのミツバツツジを定植していく予定なのですが、
聞くところによると、挿し木で増やすのは難しいとのこと。。
そこで、現在生息しているミツバツツジから枝をお借りする
「取り木」を行います。
今回は取り木の中でも「高取法」と「枝伏せ法」を用います。
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手順はこちら(高取法) ※やり方は様々あるようです。
1、枝の表皮と形成層をカッター等で2~3センチほど剥ぎ取る(環状剥皮)
2、剥ぎ取った箇所に水苔をまく。
3、乾燥しないようビニールで巻き付け固定する。
しばらく期間をおくと、ビニール袋の中で発根するので
切り離しが可能となります。
それでは挑戦していきます!
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まずは環状剥皮から。手を切らないよう注意して作業します。
木が固く、なかなか大変です!
表皮を剥いだ緑色の部分が形成層です。
こちらが残っていると水を吸い上げるため発根しにくくなります。
皆さん苦戦されています!
枝が込み入っているため作業しづらいのと
力がいるため、この作業が一番時間がかかります。
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剥皮作業の次は水苔を巻いていきます。
これでツツジに水分を与えてくれます。これでひとまず安心です。
水苔がひんやりと気持ちよかったです!
まいた水苔にビニールを被せ、インシュロックで固定して完了!
このインシュロックで上下2箇所を縛るのですが、
下はしっかりと固定し、
上は雨水が入るようにきつく縛り過ぎないように注意します
目印にピンクのテープと名前を書いておきました。
なんだか愛着が湧いてきます^^
ちなみに高取法では合計24本完成しました!
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残りの時間で「枝伏せ法」にも挑戦!
剥皮作業は同じですが、
こちらは剥皮部分を枝を地面付近まで曲げ、土を被せます。
水苔の代わりに地面の土を利用するかたちですね!
最後に水をあげて完成。
こちらは2本完了しました!
発根するのが今から楽しみです^^
切り離しは来年を予定していますが、
定期的に様子をみて調子よく発根していれば
年内の切り離しができる…かもしれません^^
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最後に、前回植えたアジサイが早くも咲いており
みなさんびっくりされていました!
これからはアジサイの開花も楽しみな季節ですね!
次回の公園サポーターは6月19日(木)を予定しています。
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丹波自然運動公園では公園の管理作業に従事していただく
公園サポーター様を募集しています。
お気軽にお問い合わせ下さいませ^^
0771-82-2139 管理課まで
最終更新日:2025/05/16